リフィニッシュの痕跡
重要塗装が本来どこまで回り込むかを、ネックポケットの中、ピックガードの下、コントロール/トレモロキャビティ、ネジ穴の内側といった普段は見えない場所で確認する。ピックガードやネックプレートに隠れていた部分と、露出していた部分とで退色の差が出ているかも手掛かりになる。ただし「当時の正解」は年代や工場の作業でぶれ、オリジナルでも塗料の回り方は揃わない。同年代の確実なオリジナル個体を数多く見ている目が前提になる領域で、写真と文章だけで判定できるものではない。ブラックライトで蛍光の差を見る方法も使われるが、下地や経年、部分補修で見え方が変わり決定打にはならない。
⚠ 注意すべき兆候: ネジ穴の内側やキャビティの奥まで新しい塗料が入り込んでいる。木部と塗膜の境目にマスキングの段差がある。塗装だけ艶やかで、パーツやネジの汚れ方と釣り合わない。
